オールドヨーロピアンカットのダイアモンドの煌めきが眩しい月に花が寄り添うブローチ
- 商品番号 /B4031Z
- 年 代 / 1890年頃
- 国 名 / イギリス
- サ イ ズ / 縦:72.4mm 横:21.2mm 厚さ:8.8mm(留め具を除き)
- 素 材 / ダイアモンド、金、銀
三日月のブローチは19世紀末頃にイギリスを中心に流行しました。ダイアモンドやパール、ルビーやサファイア、ガーネットなどをセッティングした様々な色合いのものが作られました。ほとんどがシンプルな三日月のもので、角度は直線に近い物から円に近い物まであります。珍しい物では星と三日月が一つのブローチの中で表現されているものあります。
その中でもこのブローチは大変珍しいデザインをしており、三日月と花が一緒にデザインされています。その姿はまるで三日月と花が寄り添い、抱き合うようにも映ります。サイズも通常の三日月のブローチの倍以上あり、これまで私が目にした三日月ブローチの中でも一番大きいのではと思います。
それだけの優れたデザインの作品に合わせ使われているダイアモンドも力強い反射光を放つものがセットされています。花弁の先端の小さな物を除いてオールドヨーロピアンカットのダイアモンドが使われ、モダンブリリアントカットとはまた異なった石本来の力強さが感じられる輝きを放っています。
ダイアモンドの周囲はプラチナが使用されていなかったこの時代シルバーが使われ、本体には金が使われているのが、画像からも判断できます。三日月の外側の側面はシルバー部分が丁寧なカットダウンセッティングになっており、爪がまるで小さな花が連続して並んでいるように見えます。
裏側をみると、ダイヤを通る光が最大にになるようにハンドカットでオープンセッティングが施されています。金製の針は三日月に沿うように同じ角度でカーブしています。
植物の根元の部分に横に空いた穴がありますが、これはストッパー用のチェーンを接続する際に使うものでしょう。
良質な輝きの強いダイアモンドをセットした三日月と花のブローチ。最高の他にはないような三日月のブローチを探していた方に是非お勧めしたい逸品です。
胸元に花と月が寄り添う優美なブローチの輝きを加えてみるのはいかがでしょうか。