ピンクトパーズ・ジョージアンブローチ&ペンダント 銀座アンティーク・アイ

ジョージアン期今から約200年前の希少なペンダント

• 商品番号 / P4002Z
• 年 代 / 19世紀初期頃
• 国 名 / イギリス
• サ イ ズ / 縦62mm 横45mm 厚さ8mm
• 素 材 /ピンクトパーズ・天然真珠・金

ゴールドラッシュ以前の金が非常に効果で貴重であった時代、それが19世紀前期までのジョージアン期です。

この時代のジュエリーはもともと王侯貴族のために作られていたため、製作数も少なかったです。その上、金が希少であったため、また、宝石は当時は非処理石の貴重な物を使用していたため、後の時代に別の物へと作り替えられてしまったことも多いです。そのため現在ジョージアンの作品がマーケットに出てくることは非常に少なくなっています。

その上、中国でアンティークジュエリーのブームが起きており、特にここ最近はジョージアン期の作品の作りの良さと希少性が注目され多くの当時の品々がヨーロッパから中国に流れています。その希少性はますます高まっていると言えます。

小振りの物や分解された一部を利用した物、リプロダクションは見かけますが、この作品のようにオリジナルの状態で、しかも良質な宝石が使用されているものには私も久しぶりに出会いました。

使用されているピンクトパーズは現代でも大変希少性の高い宝石です。1800年前後の作品にみられ、大振りの石がセットされています。宝石の裏面は金で覆われ、その間にはフォイルが敷かれるフォイルバックと言われるセッティングがされています。宝石の周囲には金綱細工と粒金細工グラニュレーションが施されています。金が高価であった時代だからこそ長い時間をかけて職人が施した技法です。裏面中央部分にはガラスが嵌め込まれていますが、ここはヘアーコンパートメントのための物です。

装飾が施されたバチカンは大きく、チェーン以外にも小粒の真珠などを合わせても素敵だと思います。セットされたシードパールとの相性も良いでしょう。

遥か昔の肖像画で貴女たちの胸元を飾っていたような雰囲気のある一級品です。