爽やかな印象のトルコ石の花が開くリング。
- 商品番号 /R4040V
- 年 代 / 1876年代頃
- 国 名 / イギリス
- サ イ ズ / 縦:10.6mm 横:12.8mm(フェイスの幅) 厚さ:3.1mm 10号(サイズ直し無料)
- 素 材 / トルコ石、天然真珠、15金
トルコ石とパールの組み合わせは19世紀のジュエリーの中でも人気を博したものの一つです。トルコ石とパールは高さを抑えるために低いドーム状になっており、パールはハーフカットされています。一つ一つは小さな金の爪で留められています。中央のパールを囲む金の台座は六角星ダビデの星になっており、同時にトルコ石も抑えています。
真珠はどれを見ても何層にもなった真珠の層の重なり具合がルーペでみると解り、長い年月をかけて真珠が自然と巻いていったのが伝わってきます。それに対しトルコ石は経年で色が微妙に変化しています。表面が若干茶色くなっているものがあります。却ってこれで自然石であることの判断に繋がります。
このリングの特徴は通常のクラスターリングがフェイスが独立しシャンクが付いている印象なのですが、こちらはフェイスからショルダー、アームへと自然につながって一体化しています。
また、シャンクの間に溝がありそこには小さな窪み模様が連続して施されています。同様の窪みの模様はシャンクの外側にも両サイド打たれており、そのままフェイスの縁まで続き、一周しています。大変、手が込んでいます。
シャンクの内側には刻印も入っており、メーカーズマーク、金の純度を示す15と.625 、バーミンガムの錨のマーク、アルファベットの小文字のbが打たれています。これにより15金を使い1876年にバーミンガムにて作られたことが解ります。
フェイスの裏側はクローズドセッティングになっていますが、少しドーム状に窪んでいます。フェイスに面積がありますがこの窪みによりぴったりと指に張り付くような感じがないため、指に付けた際にストレスを感じにくいです。
トルコ石は肌の色に対比的に浮かび上がり、指に嵌めた際にもしっかりと存在感がありますが、クラスター型の花模様であることと天然真珠が入ることにより落ち着いた印象にまとまっています。
普段着にも合わせ易いリングだと思います。