二匹の交わる蛇は永遠の愛の象徴。
- 商品番号 / R4063W
- 年 代 / 1913年頃
- 国 名 / イギリス
- サ イ ズ / フェイスの縦幅:11.4mm フェイスの横幅:17.4mm 厚さ:3.7mm 16号(サイズ直し無料)
- 素 材 / ダイアモンド、18金
ヴィクトリア女王がアルバート公から送られた婚約指輪は蛇がデザインされたものでした。蜷局を撒いた蛇はウロボロスとよばれ、永遠や再生の象徴として東西ユーラシア大陸の各地で見られるシンボルでした。
キリスト教の広まりと共に蛇は悪しきものの象徴とされましたが、古代から庶民に浸透していた土着の信仰芯は残りつづけました。永遠や再生の象徴として信じられ、ジュエリーにも取り入れられていました。
このリングも二匹の蛇が交差するように作られ、実際に頭から辿っていくと尻尾まで辿れます。二本の蛇の姿をした金の板を組み合わせ一つのリングとなっています。
それぞれの内側には刻印が入れられています。左からメーカーズマークを示す「S.U.LTD」。イギリス製のハイカラットゴールドを示す「王冠」。金の純度を示す18金の「18」。登録地を示すチェスターの街のタウンマークである「麦の穂を三つ束ねたマーク」、製作年を示すデイマーク「N」があり1913年と判ります。
第一次世界大戦の前の年であり、流通網も発展を遂げ、19世紀半ばから20世紀初期にかけて続いたゴールドラッシュで多くの金が市場に流れました。1900年に入るとイギリスでも18金製の指輪が多く作られました。やはり9金に比べると黄金色が美しく輝きが感じられます。
蛇の頭部に彫り込まれ起こされた爪でセットされているダイアモンドは力強い輝きのあるオールドヨーロピアンカットの物が使われています。顔はデフォルメされた可愛らしいものですが口は半開きになっており、笑顔のように見えます。18金の黄金色に輝きの強いだアモンドがよくマッチしています。
ボリューム感があるので、男性でも女性でもどちらでも身に着けてもらえる指輪となっています。