美しいサファイアを探していた方へ届けたいリング。
- 商品番号 /R4027V
- 年 代 / 1905年頃
- 国 名 / イギリス
- サ イ ズ / 縦:5.1mm 横:13.5mm(フェイスの幅) 厚さ:3.6mm 9号(サイズ直し無料)
- 素 材 / サファイア、ダイアモンド、18金
サファイアという宝石は現代も昔も以外にも美しい石は少なく感じられます。
イギリスやフランスのマーケットで見るものの多くは黒く濃紺の物が多くオニキスと間違えそうになるものもあります。
また、20年以上前にアンティークを買い付ける資金を貯めるため、タイやインドに現代宝石を仕入れに行っていた際にも同様に濃く濁ったものが多かったことが思い出されます。
もちろんタイを中心に今では熱処理の技術が向上したため、色鮮やかで透明感のあるサファイアもたくさんマーケットに出ています。
しかし、このリングが作られた時代のサファイアは現代のような熱処理は行われておらず、いわゆるノーヒートです。そうしたサファイアでこの価格帯でこうした青の美しいサファイアは今も昔も珍しいです。
セットされたサファイアをよく見るとファセットの一部に摩耗が見られます。サファイアは硬度9と硬い石ですが、100年以上の時を経て石のエッジが摩耗していることが多いです。機械で人工的に作れる摩耗ではなく、経年によるものなのでこうした摩耗も私たちディーラーが仕入れる際には真贋の重要な判断材料になります。
摩耗があまりに多いと石の輝きを損ねてしまいますが、このリングの物は画像からも解るようにアンティークのリングとしては一般的な範囲で気にならないかと思います。
サファイアの間にはオールドヨーロピアンカットのダイアモンドが四つセットされています。シャンクの内側には18ctという18金を示す刻印が打たれています。
サファイア、ダイヤ、18金三つの色のバランスが美しいリングです。