HとIのイニシャルをトルコ石とシードパールで表現したリング。
- 商品番号 /R4037W
- 年 代 / 20世紀初期頃
- 国 名 / 推定イギリス
- サ イ ズ / 縦:23.7mm 横:10.2mm(フェイスの幅) 厚さ:4.2mm 10.5号(サイズ直し無料)
- 素 材 / トルコ石、天然真珠、金
空色の美しいトルコ石と照りのある白い天然真珠が並べ、イニシャルのHとIが重なったフェイスが特徴的なリングです。フェイスは三つの部分でできています。
また、シャンクが細い輪が五連になった珍しい構造です。こうした三連や五連など複数のシャンクを使ったリングは1900年前後に作られたものに見られます。多くはフェイスと対角線上で固定してしまっており、こうしたそれぞれのシャンクが可動するものは珍しいです。こうして五連にすることにより大きなフェイスでも指に安定します。また、フェイスが大きいとどうしてもシャンクが太くなりますが、そうした物に比べ嵌めている指に対しストレスが少なく済みます。可動式なので指も動かしやすく、また、蒸れにくい利点もあります。
Hの左右の縦の線にはカリブレカットのトルコ石がセットされています。カリブレカットはエドワーディア期からアールデコ期にかけての良質な作品に見られる技術と手間がかかるセッティングです。指輪全体は状態は良好ですが、ルーペでみると中央のトルコ石のエッジがほんの僅か欠けているようにも見えます。交換することは簡単ですが、まったく目立たない程度なのでこのままにしておくことをお勧めします。
もちろん、ご利用後の落下やぶつけた際に破損した際にも修理は承りますのでご安心ください。
ハイカラットゴールドにトルコ石と純白の天然真珠が映える指輪です。
こうしたリングは非常に珍しく大振りであるけれども繊細な雰囲気を持っています。
普通に目にするアンティークのリングではなく、希少な指輪をお探しの方にお勧めしたい御品です。