コンスタンティウスⅠ世クロルス銅貨 銀座アンティーク・アイ

大帝コンスタンティヌスの父であるローマ皇帝の銅貨。状態は準未使用品

• 商品番号 /CR4001U
• 年 代 / 紀元後305～306年頃
  
• 単 位 / フォリス銅貨 
  
• サ イ ズ / 直径26mm　
• コンディション / AU

ローマ帝国にキリスト教を広める礎を築いたコンスタンティンウス1世の父であり、コンスタンティヌス朝の創始者です。

このコインはNGCの鑑定がり、状態はAUつまりAbout Uncirculated準未使用品という評価が付いています。

表はにコンスタンティンウスの右向きの横顔、周囲には銘文 「FL　VAL　CONSTANTIVS　NOB　CAES」これはFlavius Valerius Constantinus Nobilissimus Caesar を略したもので、 副帝時代のフラヴィウス・ヴァレリウス・コンスタンティヌスという銘文になります。ちなみにNobilissimusは高貴なという意味で、Caesarは副帝を表します。

裏はゲニウスが右手にパテラと呼ばれる献酒杯と左手に豊穣の角コルヌコピアを持り立った姿です。ゲニウスはローマ神話では守護霊もしくは善意の霊とされています。銘文は、「GENIO　POPVLI　ROMANI」つまり、ローマ市民であるゲニウス　という意味です。これにより、守護霊ゲニウスはローマ市民を護る守護霊であることを示しています。

Nummus とは古代ローマ帝国後期からビザンチン帝国にて使われた銅貨のことで、ラテン語でコインを指します。

製造年は副帝に即位していた時代紀元305～306年です。

私も古代ローマやギリシャのコインは好きで、はっきりとした時代が断定できる古代コインはそれを手にしていると、自分が古代のその時代と繋がり、タイムスリップしているような気分になります。

アレキサンダー大王の父フィリッポス二世のコインは人気があるように、大帝コンスタンティヌスの父であるコンスタンティンウス1世も人気があります。私たちは歴史上の偉大な人物に自らの夢を重ね合わすからでしょうか。我が子にも大王や大帝のように偉大になってほしい、そんな夢を託すのもコインの楽しみです。