愛の歌を詠むキューピットのカメオ
- 商品番号 /C4019V
- 年 代 / 19世紀後期頃
- 国 名 / イタリア
- サ イ ズ / 縦:51mm 横:46.5mm 厚さ:9.2mm(留め具を除き)
- 素 材 / コロニアル貝、金
愛の賛歌を奏でる竪琴が台の上には置かれ、そこにはキューレットのシンボルである弓矢が立てかけられています。
台の上に肘をつきながらキューピットは愛の歌を詠んでいるのでしょうか。
左後ろには花が咲いており、愛を祝福しているようです。
コロニアル貝の色合いはオレンジ色の暖かなもので、淡い色合いへとグラデーションになっています。それは天界が愛のぬくもりで包まれているようです。
天使、正確に言えばキューピットをモチーフとしたカメオは19世紀には意外にも作られた数は多くなく、私も年間1、2個くらいしか仕入れることができません。
状態は摩耗もほとんどなく、良好です。
撮影は日の光の下でしたので上部に線がいくつか入っているのが解ると思います。
これはヘアーラインといって経年で貝の層が出てきてしまったものです。けれど表面だけで裏に抜けているわけではないのでそれほど気になさらなくても大丈夫です。
一年に一度くらい貝が乾燥してきたと感じた際に、オリーブオイルかベビーオイルを表と裏に塗っていただき、ティッシュや布で拭き取っていただければ貝を良好な状態で保てます。
フレームはゴールドで貝との色のコントラストが美しいです。オリジナル製のもので上下左右に金の装飾がなされています。
サイズも縦が約5cmと付け易い大きさです。
カメオをじっと見ていると、天使が佇む愛の世界の景色が広がって来るようです。
可愛らしいエンジェルカメオです。