オパールリング 銀座アンティーク・アイ

色が遊ぶと書いて遊色効果、オパールの色の変化の事を指しますが、まさに色の妖精たちがオパールの中で羽ばたいているようです

• 商品番号 /R4013V
• 年 代 / 1900頃
• 国 名 / イギリス
• サ イ ズ / 縦：6.1mm 横：17.3mm（フェイスの幅） 厚さ：2.6mm　15号（サイズ直し無料）
• 素 材 / オパール、9金

オーストラリアからオパールの輸出が始まったのは1870年代頃、その後1880年代後半頃からイギリスのアンティークジュエリーにもオパールを使用したジュエリーが多くみられるようになってきます。

昨今はオーストラリアの鉱山も産出量が減少傾向になり、市場に出てくるのはエチオピア産が増えました。しかし、オーストラリア産とは色合いや有色効果の出方が異なります。

また、私もオーストラリアに行きオパールを掘ったことがあります。その時手に入れたかけらは、数年後引き出しから出すとただの白い塊になっていました。

これは私だけの経験ではなく、宝石屋さんから求めたオパールが年月が経ち色が褪せてしまったり、ヒビが入ってしまったことがある方は多いと思います。これはオパールの中の水分が蒸発したためです。

しかしアンティークにセットされているオパールはすでに長い月日を経過しているため、太陽光を当てづけることや暖房器具に接し続けるなどなく、普通にしまっておけば色が変わる恐れはほぼありません。

この指輪に嵌められたオパールは特にピンクが前面に浮かび上がり、まさにファイアーといった感じです。それぞれの石はスターセッティングと呼ばれる星上の溝を彫り起こした爪で留められています。

台座はシャンクの内側に9ctという刻印が入っているように9金です。9金のピンク色がかった色合いとオパールのピンクがマッチし指輪全体に温か味が感じられます。

状態が良く、ところどころグリーンやブルーも浮かび上がるオパール。

指の上で色の妖精たちが踊ります。